【ドレスとカジュアル】メンズファッションバイヤー&ブロガーMB氏のファッション理論を鵜呑みにするな

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ファッションに興味がある人であれば、ほとんどの人がMB氏の名前を知っていると思います。

現役のファッションバイヤーであるMB氏は、ファッションについて感覚的なものではなく、理論的に説明できるものだと考えており、自身のファッション理論を書籍やブログ、メールマガジンで紹介しています。

今回は、MB氏のファッション理論について、個人的見解を述べていきたいと思います。

記事タイトルを見ると、僕はアンチMB派のようですが、決してそんなことはありません。むしろMB氏のファッション理論の大部分には同意しますし、僕もファッションに対して理論的に説明できると考えているからこそ、ファッション解説に関する記事を書いたりしているのです。

ですので、僕自身は、MB氏のファッション理論はおしゃれに見せるために大いに参考にすべきであるが、それだけで満足し思考停止に陥ってはいけないというスタンスです。



MB氏のファッション理論

ここではMB氏のファッション理論の一部を紹介します。詳細については氏の書籍やブログをご覧ください。

  • ファッションは感覚的なものではなく、論理的なものであり、きちんとルールを守れば誰でもおしゃれに見せることができる。
  • おしゃれとは、ドレスとカジュアルのバランスである。
  • コーディネートは7:3の割合でドレス要素とカジュアル要素が含まれるように構築する。
  • 服を買う際は、トップスではなくボトムスから買うべきである。
  • 論理的にコーディネートすれば、ユニクロだけでもおしゃれになれる。

MB氏は、おしゃれについて、ドレスとカジュアルのバランスであると考えています。ドレスとはビジネスやパーティーにおける格好、カジュアルは部屋着などリラックスウェアです。

そして、おしゃれを意識すべき街中では、ドレスとカジュアルのちょうど中間(50:50)がふさわしいため、コーディネートを考える際は、ドレスとカジュアルのバランスを意識することが重要なのです。

しかし、コーディネートにおけるドレスとカジュアルのバランスは、7:3が最適であるとMB氏は主張します。その理由は、日本人の体型、顔立ちは幼くそれ自体がカジュアル要素のため、それを補うために、ファッションはドレス要素多めの方が全体としてバランスが取れからです。

逆に言うと、顔立ちがはっきりしている人や外国人(欧米人)であれば、ドレスとカジュアルの割合は5:5でよいということになります。

参考:【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?(KnowerMag)

また、トップスとボトムスの関係について、トップスは印象を変えるもの、ボトムスは印象を整えるものとし、ファッション初心者がおしゃれになりたいと思ったら、まずはボトムスを買うべきであると主張しています。

と言うのも、おしゃれでないコーディネートのトップスだけを変えても、形を変えたおしゃれでないコーディーネートができあがるだけであり、オシャレ度を底上げするためには、印象を整えるボトムスを変える必要があるからです。

参考:あなたがオシャレになれないのは「下半身」のせいだ。(KnowerMag)

そして、(上記以外のものも含め)これらのルールを守れば、たとえユニクロの服だけでも、おしゃれに見せることは十分に可能であると、MB氏は言います。

実際にブログ等でも、ユニクロのアイテムを使ったコーディネートを数多く紹介しており、MB氏の主張はとても説得力があります。

下記イメージはMB氏の提案するコーディネートの一例です。

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Photo by KnowerMag

ボトムスにドレス感の強いスラックスを持ってくることでドレス要素を高め、コーディネートの印象をドレス寄りに整えています。そしてトップスをパーカーを合わせることで、カジュアル要素を加えています。足元はドレスシューズとすることで、ドレス成分を追加し、全体としてドレス:カジュアルを7:3(おしゃれの黄金バランス)としています。

MB氏のファッション理論に対する個人的見解

ファッションをドレスとカジュアルで理解することは非常に合理的

上記のファッション理論初めMB氏の意見には、大方同意です。

おしゃれに見せるためには、ドレス要素とカジュアル要素の両方を程よくミックスし、コーディネート全体としてバランスを取る必要があります。どちらか一方に寄りすぎてしまうと、街中では違和感を感じてしまい、結果としておしゃれという評価を得ることは難しくなってしまうからです。

そして、ドレス要素の必要性を繰り返し述べている点についても、「なるほどなぁ」と思わされます。メンズファッションにとって、大人っぽさは重要なキーワードです。大人っぽい雰囲気は女性にも好まれますし、同性同士であれば信頼感にも繋がります。

にもかかわらず、往々にして日本人男性は子供っぽい(カジュアルな)格好を好む傾向にあります。顔立ちが大人っぽい欧米人ならまだしも、日本人がそれをしていては、ますます子供っぽさが強調されてしまいます。

我々日本人がおしゃれをしようと思ったら、MB氏の言うとおり、意識してドレス要素を取り入れる必要があるのです。その結果、大人っぽい雰囲気が生まれ、周囲からの印象もよくなります。

ファッションにおけるボトムスの重要性

また、これからおしゃれになろうと思う人が、真っ先に買うべきなのはやはりボトムス(パンツ)だと思います。

ボトムスがキマれば、それをベースとして組み合わせるトップスを変えるだけで、様々なコーディネートを作ることができます。トップスとは異なり、ボトムスは一年を通りして同じものを使用できるため、コスト面から考えても、まずはボトムスから変えるべきですし、トップス以上にボトムス選びには慎重になるべきなのです。

ファッション初心者がユニクロだけでおしゃれになるのは難しい

MB氏は自身のブログやメールマガジンで多くのユニクロのアイテムや、それを使ったコーディネートを紹介しています。そして、正しくアイテムを選べば、ユニクロのアイテムだけでも十分おしゃれに見せることができると主張します。

しかし、この点に関しては、氏の主張をそのまま受け取るのは危険です。

確かに近年のユニクロは機能性やコストパフォーマンスだけでなく、デザイン面にも力を入れているため、アイテム選びを間違わなければ、使えるアイテムはたくさんあります。しかし、ファッション初心者が、数あるユニクロのアイテムから使えるアイテム使えないアイテムを判断し、本当に使えるアイテムを選び出すのは至難の業です。

この点については、氏がブログやメルマガでおすすめしているアイテムを選べば解決できそうです。しかし、サイズ選びについては店頭にて自分で行う必要があります。おすすめのサイズ感についてブログ等で解説されていますが、体型は人それぞれ異なるため、自身の体型でそのサイズ感になるよう、MサイズかLサイズかを選ぶのは自分、ということになります。

ユニクロのアイテムは元々、より多くの人にそれなりに合うようにデザインされているため、それ自体が持つおしゃれの力(おしゃれに見せる力)はそれほど強くありません。ですので、ユニクロのアイテムでおしゃれに見せようと思ったら、サイズ感やアイテム同士の組み合わせで勝負することになり、その判断については他のアパレルブランドよりもシビアなものが求められます

MB氏のようなファッションのプロであれば、自身に合うアイテムやサイズを的確に判断し、それ同士を適切に組み合わせることができるでしょうが、これからおしゃれになろうと思っているファッション初心者の方にそれができるのでしょうか。

また、ファッションのプロ(権威)として認識されているMB氏だからこそ、おしゃれに見えている、という可能性もあります。昨日までおしゃれに興味がなかった人(しかも髪型はサラリーマン風)が、突然ユニクロのスラックスにユニクロのパーカーを合わせたところで、果たしてそれがおしゃれだと思ってもらえるでしょうか。ただの上下チグハグな格好と思われる危険性もあります。

ユニクロにも使えるアイテムがあることは否定しませんが、全てをユニクロで揃えるのは、ファッション初心者にとってはかなり難易度が高いことだと思います。

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ファッション初心者こそ、まずはユニクロ以外で服を買うべき

個人的には、ファッション初心者の方は、MB氏のファッション理論を参考にしつつも、まずはセレクトショップや、もう少しおしゃれを意識したファッションブランド(ショップ)で服を買った方がいいと思います。

おしゃれ重視のファッションブランドであれば、スラックスも街着を意識したデザインになっていたり、カジュアルになりすぎないようデザインされたパーカーもあります。

ファッション初心者こそ、いきなり全身をユニクロで揃えるのではなく、まずはMB氏のファッション理論に沿ったアイテムをセレクトショップなどで揃え、その後ユニクロでお金を節約しつつファッションを楽しむのが正しい選択だと言えると思います。

一方で、ユニクロと違いそのようなお店では、店員が似合いもしない、不要なアイテムを勧めてくる場合があります。そんなときこそ、MB氏のファッション理論を思い出し、自分に必要なアイテムは何かをしっかり意識して、服を選ぶことが必要なのです。

まとめ

MB氏はファッションのプロであり、経験に裏打ちされた彼のファッション理論は参考になる部分が多々あります。一方で、ファッションに精通したMB氏だからこそできる目利き(アイテム選び)やコーディネートもあります。

ファッション初心者の方がMB氏のファッション理論を参考にする際は、全てを鵜呑みにするのではなく情報の取捨選択をきちんとする必要があります。

勘違いしてはいけないのは、MB氏の主張は「論理的にコーディネートすれば、ユニクロでもおしゃれは可能」ということであり、「ユニクロでなければオシャレが不可能」ということではない、ということです。

目利きもコーディネートも完璧でないファッション初心者こそ、アイテム自体が持つおしゃれ力に頼るべきで、そのようなアイテムはユニクロではなくセレクトショップなどで手に入ります。

ファッションの経験値を積み上げ、MB氏のファッション理論をきちんと理解するまでは、ユニクロだけでコーディネートするなどという、自らハードルを上げるようなことはやめましょう。

Men’s Fashion Manual
Men's Fashion manual←初心者~中級者向けのファッション講座です。
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