ファッションに大切なバランス感覚

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ファッション雑誌を見ていると頻繁に目にするフレーズがあります。

それが、○○MIXコーデです。

異なる、あるいは相反する2つの要素を一つのコーディネートに詰め込んでしまうという、オシャレテクニックです。

新たな流行を生み出そうとするアパレル業界、マスコミ業界によるこじつけかと思いきや、その考え方は案外参考になります。



バランスが大切な理由

ファッションには、バランスが大切です。そのコーディネートを構成する要素が、ある方向に極端に振れてしまうと、全体のオシャレ度は下がってしまうのです。

例えば、現在緩めの(オーバーサイズ)のトップスが流行っています。あえて肩の落ちたデザイのものや、身幅の余った大きめのTシャツやカットソーで、ゆとりのあるリラックス感を演出するのです。

だからと言って、ボトムスも大きめのものを選んでしまうと、上下ともにオーバーサイズになってしまい、ダボダボでだらしない印象になりかねません。

リラックス+リラックス=超リラックスではありません。リラックス+リラックス=だらしないなのです。

トップスに緩めのアイテムを選んだ場合、ボトムスは細めを選ぶのが定石です。トップスの緩さでリラックスに振れた印象を、ボトムスの細さで調整してやるのです。

また、ボトムスに細身のアイテムを選ぶことで、トップスの緩さがより引き立つ、という効果もあります。

Photo by WEAR

Photo by WEAR

色選びについても同様のことが言えます。コーディネートの主役に明るいアイテムを選んだ場合、その他のアイテムの色味を抑えることで、主役の明るさがより引き立ちますし、全体のバランスがよくなります。

Photo by WEAR

Photo by WEAR

このように、ファッションはアイテム単体ではなく、複数のアイテムの組み合わせによって成立するものであるため、アイテムを組み合わせた際の全体のバランスに気を配る必要があるのです。

異なるジャンルのアイテムをMIXすることの利点

コーディネートをオシャレに見せるためには、異なるジャンル(系統)のアイテムを組み合わせることが有効です。

例えば、モード系やアメカジなど、特定のジャンルのアイテムのみで統一してしまうと、全体の印象がその要素に大きく振れてしまいます。

すると、そのジャンルの支持者からは好印象でしょうが、そうでない人達にはそのファッションの良さが理解されず、オシャレだとも思われないかもしれません。

そこで、異なるジャンルのアイテムを組み合わせることが重要になってくるわけです。

2つのテイストを組み合わせてやることで、そのどちらの支持者からもオシャレだなと思われる可能性があり、オシャレだと思ってもらえる人の範囲をより広げることができるのです。

限られたごく一部の人達からの100点を狙うのではなく、まずはより多くの人にとっての80点のファッションを目指す方がいいと思いませんか。

Photo by leeap magazine

また、実際やってみるとそうでもないのですが、複数のジャンルのアイテムを組み合わせたコーディネートは、一見複雑で、より高度なオシャレをしているように見えます。

ですが、実際には色やシルエットに気をつければ、このジャンルとこのジャンルは合わない、という組み合わせはほとんどありません。

手軽によりオシャレに見せられるという意味でも、異なるジャンルの組み合わせは積極的に取り入れたいテクニックです。

実際、ファッションスナップなどで評価の高いコーディネートは、大体2つのテイストをさり気なく取り入れておりその組み合わせは様々です。

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Photo by WEAR

カジュアルとドレスのバランスを考える

もう一つ考えるべきバランスがあります。

それがカジュアル要素とドレス要素のバランスです。

ドレス要素とは、簡単に言えばカッチリしていたりきちんとして見えるアイテムのことで、フォーマルやキレイめなどとほぼ同じ意味です。

各種ブログやオシャレ指南本でも様々な言葉で解説されていますが、ここではおそらく最も知名度があり広く浸透しているファッションブロガーMB氏の「ドレス」という言葉を使わせていただきます。

ドレス要素を持つアイテムとしては、テーラードジャケットやチェスターコート、シャツなど襟付きのトップス、黒やネイビーなど落ち着いた色のアイテム、細身のアイテムなどがあります。

Photo by tumblr

これらのアイテムをカジュアルなアイテムと組み合わせることで、カジュアル一辺倒なファッションとは一味違う、大人のオシャレをすることができます。

カジュアルが駄目というわけではありませんが、カジュアル一辺倒のコーディネートは総じて子供っぽく見えがちです。

スニーカーに太めのジーンズ、トップスはスウェット素材のパーカーといった格好を想像してみてください。ちょっとラフすぎて大人のオシャレには相応しくないと思いませんか。

Photo by pennlive

もちろんドレス要素だけのコーディネートも、それはそれで近寄りがたく、着用シーンによってはキメすぎと思われることもあるため避けた方が無難です。

着用シーンによって微調整は必要ですが、全体としてややドレス寄りかな、と思うくらいのコーディネートこそ、大人の男が目指すべきバランスだと思います。

Photo by VOGUE

ファッションにおけるバランスの考え方

最後に、ファッションにおけるバランスについての全体的な考え方です。

ファッションにおいてバランスが大事なのは間違いないのですが、絶対的に相反するアイテムを組み合わせなければいけない、というわけではありません。

実際には、上下ともにオーバーサイズ、全身明るい色や暗い色、カジュアルorドレス全振りといったコーディネートでオシャレな人はたくさんいます。

しかし、それらの人達は、そのアイテム選びやアイテム同士の組み合わせが絶妙です。その感覚は一朝一夕では身につきません。

また、極端に太い、極端に細いなどの、ある要素が明らかに際立つアイテムを選ばなければ、全体のバランスを難しく考える必要はありません。

コーディネート全体を見渡したとき、ある要素が目立つようであれば、相反する要素を持つアイテムで引き算し、全体のバランスを中央近くに戻してやればいいのです。

まとめ

  • 相反するアイテムを組み合わせることで、もう一方のアイテムの特徴がより引き立つ。
  • ファッションテイストをミックスすることで、どちらのテイストの支持者からも高評価を得られる。→より多くの人からオシャレだと思われる。
  • オシャレなコーディネートは大抵2つのテイストをミックスしている。
  • 異なるテイストのアイテムを組み合わせることで、より高度なコーディネートをしているように見せられる。
  • カジュアルなアイテムとドレス感(フォーマル感)のあるアイテムを組み合わせることで大人のオシャレができる。
  • コーディネートの中である要素が目立つときは、他の部分に反対要素を加えてバランスを取る。
Men’s Fashion Manual
Men's Fashion manual←初心者~中級者向けのファッション講座です。
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