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午前頑張ると午後サボってしまう理由/スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル

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僕はとても意志の弱い人間です。意志の弱さを競う大会があったら、世界選手権でも優勝できそうなくらい意志が弱いです。

僕のような意志の弱い人間が、意志を強く持ち、目標を達成するにはどうしたら良いか。その答えが見つかりそうな本を見つけました。

本の中で特に興味深い内容を紹介したいと思います。

参考にした書籍
スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル
大和書房 2012年10月31日初版発行

著者のケリー・マクゴニガル氏はスタンフォード大学の心理学者です。専門は健康心理学です。紹介する書籍は、彼女が教鞭をとるスタンフォード大学生涯教育プログラムの公開講座「意志力の科学」の内容を、書籍化したものです。

意志力とは、注意力や感情や欲望をコントロールする能力のことです。

この本には、自分を律し、自分に課した課題や目標を達成する方法が書かれています。

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良いことをすると、悪いことがしたくなる

心理学者の研究によると、人間は何か良いこと(良いと思うこと)をすると、その分悪いこと(悪いと思うこと)をしてもいいだろう、という気になってしまうそうです。そして、この良い悪いは、道徳的な問題に限りません。

ダイエット中の人にとって、エクササイズをちゃんと行うことは「良いこと」で、サボることは「悪いこと」に感じられると思います。

しかし、エクササイズを行うたび、自分を「よし」と褒めていると、次のトレーニングをサボる可能性が高くなります。(良いことをすると、次は悪いことをしたくなります。)

また、重要なプロジェクトの仕事が捗ったときは「よし」と自分を褒め、先延ばしにしてしまったときは「ダメ」とけなしている人は、午前中に仕事が捗ったら、午後はだらけてしまう可能性が高いです。

つまり、僕たちは相反する欲求を持っている場合(頑張りたい、サボりたい)、良いことをすれば、ちょっとくらい悪いことをしてもいいだろうと思ってしまうのです。

サボりたい欲求への対処法

この問題の対処法は、道徳上の問題と、単にするのが難しいこと(自分に課した課題)をきちんと区別することです。

ダイエットをサボることは道徳的に悪いことでも何でもありません。にもかかわらず、多くの人はあらゆる種類の自己コントロールを道徳のテストのように考えてしまいます。

意志力のチャレンジ(自分の課した課題をきちんとクリアできるかどうか)を道徳上の問題として考えてしまうと、僕たちは自己批判に陥りがちになり、意志力のチャレンジは目標達成に役立つということを見失ってしまうのです。

「進歩」の甘い罠

目標に向かって努力をしている時、自分がどれだけ進歩したかに目を向けることは危険です。研究によると、人は目標に向かって前進すると、逆に目標から遠ざかるような行動をしたくなるそうです。

上述の話と併せて考えると、目標に向かって前進する(良いことをする)と目標から遠ざかる行動をしたくなる(悪いことをしたくなる)ということでしょう。

人は2つの相反する欲求を持っています。長期的な利益(ダイエットによる減量)への欲求と、目先の満足(お菓子を食べること)への欲求です。

目標に向かって前進し、長期的な利益への欲求が満たされると、次は目先の満足への欲求が湧いてきます。自己コントロールによって抑えつけていた欲求が高まり、少しでも誘惑を感じると、その欲求を抑えることはとても困難です。

目標に向かって前進し続けるには、自分が進歩したのは目標に向かって真摯に努力してきた証だと認識することが大切です。言い換えれば、自分のやってきたことを振り返り、目標をあらためて心に深く刻み、その目標に向かって自分が一層努力したくなるように仕向ける必要があります。

「なぜ」に目を向ける

「進歩」ではなく「努力する姿勢」に注目するには、「なぜ」という理由を思い出すのが効果的です。

それによって自分を甘やかすような報酬についての感じ方が変わってくるからです。いわゆるご褒美が目標達成の妨げになる脅威のように思えてきて、誘惑に負けて好きなことをするのがそれほど楽しそうに思えなくなります。

また、「なぜ」という理由を思い出すことにより、目標に少しでも近づくためのチャンスを見逃さず、目標の達成に向けて行動できるようになります。

まとめ

  • 自己コントールの問題を、道徳上の問題(善悪)と混同してはいけない
  • 「進歩」ではなく「努力する姿勢」に目を向ける
  • 自分を甘やかしたくなったら「なぜ」自分が頑張っているのかを思い出す

今回は自分自身、大変耳の痛い内容でした。

目標に向かって頑張りたいのにすぐにサボってしまったり、目先の利益に飛びついてしまう人は、是非参考にしてみてください。

大切なのは、「なぜ」自分が頑張っているのか(頑張ろうと思ったのか)を見失わないことです。

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