怒りをコントロールする方法/ブッダにならう苦しまない練習 小池龍之介

安らぎ僕は怒りっぽい性格です。怒りを表に出さないので、周囲の人達には温厚な人間だと思われているようですが、実際には些細な事でイライラしてしまいます。周りの人のちょっとした言動で、一々イライラしてしまうため、一日職場にいるだけで、どっと疲れが溜まってしまいます。そんな僕にピッタリな、興味深い本を見つけましたので紹介します。

参考にした書籍
ブッダにならう苦しまない練習 小池龍之介
小学館 2011年4月4日発行

著者である小池龍之介さんは、東京大学卒の現役の住職さんです。これまでにも小池さんの著書は読んだことがあったのですが、その時の率直な感想は「小池さんは立派な(人間ができた)人だなぁ、僕にはとても真似できないや。」ってな感じでした。読めば読むほど小池さんと自分の、人間としての器の違いにがっかりするばかりでした(著書の中で、小池さんはとても謙遜しておられますが、それすらも器の大きさだと感じられます)。

そんな僕でも、上記の本の中の一節は、これなら実践できそうだ、と思うことができました。

怒ることは悪いこと

仏教の教えの中に『業(かるま)』というものがあります。業とは「心のなかに蓄えられて次の感情を生み出すエネルギー」です。業には良い業と悪い業があり、悪い業は次の悪い感情を生み出すエネルギーになります。また、業とは言葉を発したり、行動に移さなくても、心に思うだけで溜まっていきます。

つまり、「嫌だな」とか「ムカつく」という感情は、更なる負の感情を生み出すエネルギーになるというわけです。そして、不思議なもので、悪い業(負の感情や悪い妄想)は脳にとってはむしろご馳走に感じられてしまいます(だから悪い妄想を考えだすと止まりません)。

怒りの原因

同じ状況にあっても、過去に良い業を積んだ場合と、悪い業を積んだ場合では、生み出される感情が全く異なります。とある寒い日、良い業を積んだ人は「ああ、寒いな」と思います。悪い業を積んだ人は「寒くて嫌だな、ムカつく」と思います。

悪い業を積んでいると、それが引き金となり、同じ情報(この場合、「寒い」という情報)に対しても、苦痛を感じてしまうのです。これを「自業自得」と呼びます。

悪業(悪行)の報いは必ず受ける

電車内で電話をする人がいて、それを見て「うるさいな」と嫌な思いをすれば、それは自分が生み出した負のエネルギーによるものです。

しかし、自分が腹を立てずとも、電話をしている本人は、車内で電話をする、という悪業を勝手に積んでいます。そして、その悪業が原因となり、後でそれなりの報いを受けることになります。にもかかわらず、その人に対して「ムカつく」という怒りの感情を持ってしまうと、自分まで悪業を積んでしまいます。それはとても損なことです。

悪業を積んでいる人への正しい対処法は、いずれ勝手に報いを受けるのに任せておくことです。

人は自ら不快な思いを求めてしまう

例えば、うるさくお喋りしている人に対し「うるさいな」と思うのは、自分の積んだ悪い業が原因ですが、その嫌だと思う情報(大きな声でお喋りしている人がいる、という情報)に接していること自体も、悪い業が原因となっています。

人間の脳は悪い感情(刺激)を自ら求めてしまう性質があります。一度不快な思いをすると、更なる刺激(不快な思い)を求めて、それに出会う場所に行ったり、あえて嫌な音や声が聞こえる状況を自ら作り出してしまいます。そして、実際に嫌な目に遭うと「くそ、あいつのせいで」なんて思いますが、それは自分が求めた結果であり、自業自得なのです。

不快な思いを受け入れる

全ての不快な思いは、自分が蒔いた種です。悪い業の報い(つまり不快な思い)を受けたときは、これで過去の悪業の借金を返済できた、と思いそれを受け入れましょう。嫌な思いをしても、これで悪業が消えたと思えば心が楽になります。

反対に、嫌な思いをする出来事に対し「こんなひどい目に遭うなんて」と怒りの感情で反発すれば、借金を返すどころか更なる悪業の借金をすることになります。

まとめ

①怒ると悪業が溜まる。悪業が溜まるとその報いを受けることになる。
②怒りを生み出しているのは、自分自身である。
③怒りの原因となる行為をしている人は、いつか勝手に報いを受けることになるので、こちらがわざわざ腹を立てる必要はない。
④不快な思いをすることは、己の悪業の精算であるので、それを受け入れる。

以上、上述の著書で僕が学んだことを簡単にまとめてみました。僕なりの解釈なので、間違っている点もあるかもしれませんが、同じく怒りっぽくて悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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